2021/07/02
こんにちは
京都伏見 小川庭園管理 小川です。
今日のテーマは
もさもさに茂っているから元気は間違い?
です。
たびたびブログに書いていますが、茂った植木の何が問題かについて今回は写真とともに見ていきたいと思います。
1、外観は元気だけれども、、
茂った植木の何が悪いのか、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
たしかに樹勢が弱いより、強いに越したことはありません。
まずは樹勢のよいモチノキ(右)をご覧ください。
施工前後の写真です。形を整えつつ、中に光が入るように剪定しました。
そして施工前(上、右側の樹木)の樹木の中をよく見てみると、、、
↓こんな風になっています。
赤丸は実は枯れ枝なんです。ぱっと目に付いただけで、これだけの枯れ枝がありました。
2、内部の枯れ化による問題
1でご覧いただいたように、茂った木の内側には枯れ枝がたくさんあります。
何が問題かというと、剪定の本来の目的である大きさの維持が困難になる点です。
赤丸部分が枯れているために、切り戻す枝がなく、どうしても枝先を縮める程度の剪定か、太い枝を落とすような強剪定になってしまいます。
もし赤丸の部分が枯れていない場合、こうした小枝まで枝を切り戻してあげることができます。
そうすると、木に大きなダメージを与えずに大きさを維持できます。
3、総括
いかがでしたでしょうか。
やはり植木屋として、木には優しい剪定を行いたいので、お客様には可能であれば年1回の剪定をお勧めしています。
庭木のことでお困りでしたら、是非当店までご連絡ください。
以上、よろしくお願いいたします。