こんにちは
小川庭園管理　小川です。

本日のテーマは

キンモクセイ　サイズ維持の方法は○○

です。

キンモクセイは病害虫に強く、きれいな花を咲かせ、見た目も美しいので多くのお庭に植わっています。
ですが、よく大きくなりすぎたのでコンパクトにしたいとのご要望をお聞きします。
そこで今回はそんなキンモクセイの大きさを維持する方法についてお話したいと思います。

１、はじめに
キンモクセイは成長が旺盛な木なので、２年に１回の剪定では到底維持できるようなものではありません。
やはり毎年の管理が必要になってきます。剪定時期は花後～３月くらいまでです。
以下は大きくなったキンモクセイの剪定前後です。

２、剪定方法
基本的には刈り込み剪定で、そこに適宜透かし剪定もいれていきます。
①刈り込み
刈り込みで今年度に伸びた枝葉を確実に切り落としていきます。
キンモクセイが年々大きさを増していくことの要因は、ほとんどがこの刈り込みの甘さに起因します。

樹冠（木のてっぺん）付近は木の性質として成長が一番盛んなので、ほとんど坊主になるくらいの強さで刈り込みます。
それくらいの勢いでやってもキンモクセイは枯れませんので心配ご無用です。

写真のものも上部はかなり強めに剪定し、下るにつれ、刈り込みを弱く（浅く）しています。
→とはいえ、下部も新葉はすべて刈り落とします。

②透かし剪定
刈り込みをしていくと、ほかの枝とは勢いの違うような太い枝が中から見えてくることがあります。
そういった太い枝は樹形を乱しやすいため、奥の方までたぐっていき、切り替えられる小枝まで切り戻します。
透かし剪定の場合は毎年でなくても３年に一回程度でも十分効果的です。

３、総括
いかがでしたでしょうか。
小川庭園管理ではお客様の植木の状態を見て、最適な剪定方法をご提案いたします。
以上、ありがとうございました。