2021/01/29
どのタイミングで植木屋を呼ぶべきか
こんにちは
小川庭園管理 小川です。
本日は、植木屋を一年のどのタイミングで呼んだらいいのかについてお話したいと思います。
毎年の決まった時期に植木屋さんに手入れをお願いされている方も多いかと思いますが
ここではスポット対応的に植木屋を呼んでいる方、あるいはまだ頼まれたことのない方を対象にお話ししたいと思います。
時期
一般に、近畿圏では5月~12月が植木屋の繁忙期となっています。(会社によってもちろん例外はありますが)
冬の期間は草木の成長が遅いので、上記は草木の生長期間に連動しているとお考えになると分かりやすいかと思います。
樹種
この記事ではよく植えられているサツキ・ツツジ・ツゲ・カシ・モチ・キンモクセイ・コニファー類・シマトネリコ・モッコク・サルスベリ・カイズカイブキ・マキなどを想定してお話します。
では草・庭木をどの期間に手入れすれば良いのかについてざっくりとではあります解説したいと思います。
①草
4月頃から伸び始めて、昨今は温暖化の影響で11月頃までよく伸びますよね。
マンションや団地でよくある草刈り作業は、5月、7月、8or9月、11月、の計4回程度が一般的です。(たまに2月にもやるところがあります)
なので、上記のタイミングでご検討されるのがよろしいかと思います。
→除草剤を定期的にやることで草刈り回数を減らすことができます。そのほうがトータルで安くつくので家計には優しいです。
②低木
ここで低木とは、サツキ・ツツジ・ツゲなどの刈り込みものを指します(刈り込みについては前回の記事をご参考ください)
サツキ・ツツジは花後すぐに来年の花芽をつけるため、見頃を迎える5月中から末にかけて一気に刈り込みます。
そうすることで大きさは維持したまま、来年もお花を楽しめます。ツゲも成長が緩やかのため、この時期に刈ってしまえば来年までもちます。
→植木屋はサツキ・ツツジに関しては丸坊主(ほとんど葉がない)状態まで刈りますが低木は刈り込みに強い樹種が多く、またそうすることで大きさを維持できますので枯れるご心配はありません(笑
③中・高木
ほとんど伸び切った(成長しきった)と思われる9月以降がベストシーズンになります。
昨今は7~8月は酷暑のため、この時期に剪定するのは木に強いダメージを与えかねないので、少し暑さが和らいだシーズンからが適期になります。
特に8月の強剪定は避けたほうが良いです。(避けるべき理由は前回記事を参照ください)
ただ最近はかなり暑いので、9月剪定でも10月11月までの間に伸びる木も多いため、年末をきれいな状態で迎えたいのであれば、年末を狙って作業を依頼するのもありかとは思います。
→ただし、年末は基本的にどの植木屋もスケジュールが埋まっている可能性がありますので、年末依頼予定でも早めに日程を抑えておくのがベターです。
④その他、検討すべき時期
昨今は大型の台風が近畿にも上陸します。そのため、台風がよく来る9月10月前に、木が隣近所に倒れる、ないしは枝などが飛散するおそれがある場合は、その前に剪定や伐採をしておくことをお勧めします。
総括
とは言うものの、どの木をどの時期に切ればよいかなど、お忙しい日常にご自身で判断して植木屋に頼むのはなかなか億劫だと思います。
小川庭園管理ではメール・ライン・電話でそうしたご相談にも対応していますし、現地での打ち合わせ・お見積りも無料ですので、なにか不明点等あればお気軽にご質問ください。最低限、避けなければいけない時期を除くと、やはり鬱陶しいなと思われた時期が剪定適期かなとも思います(笑
以上、ありがとうございました。